新海誠(アニメ監督)の口コミまとめ!作品・音楽の特徴や評判は?

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公開作が次々と世界的な賞を受賞し、大注目を集めるアニメーション作家・映画監督の新海誠さん。
 
「ポスト・宮崎駿」「ポスト・細田守」との呼び声も高い新海監督の最新作「君の名は。」が2016年8月に公開されることが発表されました。
 
2016年の日本のアニメ界の話題を独占すること必至!
 
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新海誠さんとはどんな方なのでしょうか?
経歴やこれまでの作品の特徴や評価など、口コミを中心にまとめてみました。
 

新海誠の経歴と映画作品;世界の賞を次々と受賞!

 

新海誠
本名:新津誠
1973年2月9日生まれ 
長野県小海町出身
 
1995年に日本ファルコムに入社。同社のパソコンゲームのオープニングムービーを制作する傍ら、自主制作アニメーション制作を開始します。
1998年にはe’AT98にて「遠い世界」で特別賞を、2000年には「彼女と彼女の猫」にてCGアニメコンテストでグランプリを受賞。
その後日本ファルコムを退社し、フリーの映像作家としてのキャリアをスタートします。
 
2002年、そのほぼすべての作業を一人で行ったデジタルアニメーション「ほしのこえ」を公開。第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門で優秀賞、第6回文化庁メディア芸術祭 デジタルアート部門特別賞、第8回AMD AWARD BestDirector賞など数多くの賞を受賞。大きな話題になりました。
 
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この作品に関するネット上の声は賛否両論。
作画の稚拙さを指摘する声が多かった一方、風景描写の美しさ、ストーリーの素晴らしさを讃える声が多数。のちに「秒速5センチメートル」で炸裂する(私見ですが)新海作品の本質的な魅力は、すでにこの頃から存在していたようです。
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2004年には、初の劇場長編作品である「雲の向こう、約束の場所」を発表。
第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞(宮崎駿監督の「ハウルの動く城」などを抑えて受賞という快挙)します。
 
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SF色の強いこの作品(いわゆる”セカイ系”?)では、前作にもまして口コミ評価は二分します。
「話がよく分からない」という声が多数。新海作品の多くは、映画公開後に小説が発表されているのですが、その小説を読んでいなければストーリーが理解できないとのつぶやきもありました。
ストーリー的に伝わる内容の薄さや人物の所作等作画の拙さが酷評されている反面、それでも風景描写や光の使い方などは息を呑む素晴らしさで、それだけで見る価値があるとする声も多かったです。
 
。。個人的には、設定やストーリーではなく、空の色や乱反射する光、無人駅などの風景描写一発で思春期の甘酸っぱい感覚が唐突に蘇ってきて、、、おそらく誰の心のなかにも存在する大切な何かを蘇らせる、魔法のような力を持った作品だと思いました。
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2007年、連続短編アニメーション「秒速5センチメートル」を発表。口コミで話題をよび、半年のロングランとなりました。この作品でアジア太平洋映画祭にてアニメーション映画賞を受賞し、フューチャーフィルム映画祭(イタリア)にてランチア・プラチナグランプリを受賞します。
 
「秒速5センチメートル」予告映像

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私見ですが、新海ワールドがついに開花した一作だと感じました。
特に第3話の最後、主題歌が流れるところからは、この時点での新海誠監督の全てを注ぎ込んだのではないかと思えるような鬼気迫る迫力。圧倒されました。
 
口コミの評価も、前作までは是非が拮抗する印象があったのですが、この作品で大きく「是」の声が「非」を圧倒している印象があります。
ストーリー的に、前作までの SF色が影を潜め、リアル世界の描写になったこともその評価に大きく繋がっているように感じますが。。。
 
とにかく、桜・雪などの風景描写の凄さを絶賛する声多数。
ストーリーに対する評価は賛否両論。切なくて号泣したというつぶやきもあれば、どこで感動したらいいのか全くわからないという声も。興味深かったのは、ストーリー的にはどこかで見たような話なのだが、風景描写と音楽と合わさっての化学反応で思わず涙が出てしまった、というレビュー。デビューから一貫して新海監督がやりたかったことが結実し、それが視聴者にも伝わった一作なのではないでしょうか?
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2011年には「星を追う子ども」を発表。中国国際動漫節「金猴賞」受賞。
 
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一点して、ファンタジー作品。
そして一点して、口コミは酷評の嵐です。
新海監督自身、「この作品は意識的にこれまでの日本アニメの手法で作ることにこだわった」とし、「ジブリ作品へのオマージュ」という発言をされていますが、ネット上の声は辛辣。
「オマージュというよりパクリ」「ジブリ作品にはおよばない」「新海監督らしい作品を作って欲しい」とする声が大多数。何を伝えたいのかわからない、ストーリーが散漫、という声も多かったですね。
前作が新海監督の一般的なイメージを決定づけるような作品だっただけに、その方向性への期待が多かったことも、この作品の評価に影響しているのかもしれません。
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2013年には「言の葉の庭」を公開。公開後3日間で興収3,000万円を記録。Twitter等口コミを中心に広がり、新海作品最大のヒットとなりました。動員総数は12万人以上、興収は1億5,000万円(推定)。
ファンタジア映画祭で観客賞等受賞、iTunes Best of 2013“今年のベストアニメーション”に選出され、国際アニメーション映画祭「ITFS」長編映画部門にて、最優秀賞を受賞。
 
「言の葉の庭」予告映像

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公開週のtwitterつぶやき数ランキングで1位を記録した、まさに口コミで広がった作品。面白いのは「口コミで広がった」といいつつ、その内容を見てみると肯定する内容のものばかりということではなく、やはり賛否両論であること。
 
風景、特に雨の描写に関する評価は、これまでの作品以上に高く、ほとんどの人がその魅力を語っていますが、ストーリーに関しては本当に是非が分かれています。
気付いたのは、この映画を評価している人の多くは「卓越した風景描写のなかに主人公の感情、心の動きが投影されていて素晴らしい!」と感じていて、酷評しているほとんどの人にはそれが伝わっておらず、「画が綺麗なだけでストーリーの起伏がなく、面白くもなんともない映画」だと感じていること。
ひょっとしたら。。。
見る人によって伝わり方が違い、評価も大きく割れることで、「私はこう思う」というようなつぶやきが増え、「twitterつぶやき数1位」という口コミの多さにつながったのかもしれないですね。
そしてこのことはこの「言の葉の庭」に限らず、新海作品全体に言えることかもしれません。
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口コミでは常に賛否両論ですが、、、
コンスタントに発表されてきた作品のほぼ全てが、世界各国の賞を受賞。
ブームとして注目されたのではなく、新海作品を通して存在する「軸」が評価されていることの証ではないでしょうか?
 

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新海誠作品の特徴や音楽の魅力

 
ネット上の口コミ、そして主観も交えて新海作品の魅力を改めてまとめてみると。。。
 
新海誠作品の間違いなき最大の魅力は、口コミでも再三伝えられている風景描写の緻密さや美しさだと思います。
実在の場所を作中で描写することも多く、細部までかなり写実的に描写されているので、その風景に馴染みのある、ましてや思い入れのある人だったらひとたまりもなく惹きつけられてしまいます。
僕自身も豪徳寺近辺にはかなり馴染みがあるので、「秒速5センチメートル」で豪徳寺駅前の風景が出てきたときには、映画の世界にいきなり飲み込まれてしまいましたね。
いわゆる「聖地巡礼」ファンも数多く存在しており、台湾や中国から訪れる人も続出しているようです。
 
そしてストーリーを出来事やセリフのみでなく、その風景描写で表現する要素が強い点。これも新海作品の特徴と言えると思います。
これを受け取れるかどうかは、観る側の感性による部分が多く(わからない人が感性が鈍いという意味ではなく、あくまでそういう受信を好むかどうかの問題)、そのことが新海作品の評価が極端であることの一因かと思います。
新海監督自身、万人がひとしく感動できる作品よりも一人の人間の人生を決定付けてしまうような作品を作りたい、というような旨の発言をしており、今のこの評価というのは新海監督の狙いがかなり的確に世間につき刺さっている、と言えるのかもしれませんね。
 
また、使われている音楽も単なるタイアップではなく、作品のテーマと深く連動するものが多いように感じます。
「彼女と彼女の猫」「ほしのこえ」「雲の向こう、約束の場所」「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」では作曲家・天門の美しい楽曲が作品の世界観を構築。
さらに「秒速5センチメートル」では主題歌として山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」を、「星を追う子ども」では熊木杏里さんの「Hello Goodbye,&Hello」を、「言の葉の庭」では秦基博さんの「Rain」を起用。
歌詞がそれぞれの映画の世界観にぴったり合致しており、口コミでも「テーマ曲の販促映画かと思った」という声があるほど。「なんとなく想起させる」というレベルではなく、「本当にぴったり」なんですね。
新海監督の発言にも、「テーマ曲の歌詞には監督が責任を持たなくてはならない」という主旨のものがあり、このあたりの音楽への執念とも言えるこだわりも新海作品の大きな特徴と言えると思います。
 

新海誠はCMもすごい!

 

また、新海監督は映画のみでなくCMでも素晴らしい作品を数多く制作しています。

 

大成建設「スリランカ高速道路」篇など一連のTVCM、Z会「クロスロード」等々。
 
CMであることを忘れさせてしまうような、力を持った作品。
短編映画といってしまった方が良いのでは?という気すらします。
 
Z会「クロスロード」のキャラクターデザイン・作画監督を務めるのは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で知られる田中将賀さん。ここでのタッグが、「君の名は。」につながっていきます。

 

新海誠の時代の幕開け?

 

前作「言の葉の庭」から3年ぶりの新作となる「君の名は。」
声の出演として、俳優・神木隆之介さんが主役である立花瀧役を、「舞妓はレディ」主演の上白石萌音さんが宮水三葉役を務めることでも話題沸騰間違いなし!
 
いよいよ、新海誠監督の時代が本格的に幕を開ける予感がします。
非常に楽しみです。
 
【2016年9月1日 追記】
TV等メディアでも大々的に取り上げられ、
超話題作となった「君の名は。」劇場で観てきました。
 
東宝という大メジャーのパートナーを得て、
ついに新海誠氏が日本エンタテインメント界のトップに躍り出た作品。
そう思いました。
 
東京では連日どの回も満席売り切れ。
客層は大学生くらいが一番多かったですね。
 
映像的にも、
「転校生」と「僕だけがいない街」の面白いところを上手くミックスしたようなストーリーも、
大満足。
RAD WIMPSの音楽も激ハマりでした。
 
これまでの新海作品と同じくストーリー的にはなかなか複雑でしたが、
説明臭をにおわせずわかりやすく創られているところも好感が持てました。
キャラクターもさすがは田中将賀氏、
素晴らしかったですね!
 
印象的だったのは、
エンドロールが終わるまで、
一人も席を立たなかったこと。
これ、誇張ではないです。
「一人も」席を立たなかったんです。
もし僕が勇気を持って拍手をしていたら、
おそらく会場中から拍手が沸き起こっていたと思います。
 
実写を超えた感動のアニメ作品。
ここ最近観た中では間違いなくNo.1、
絶対に観て損をしない作品ですよ!
 

 

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